光回線の通信速度がプロバイダーで違うのはなぜ?光回線の選び方も解説

光回線の通信速度がプロバイダーで違うのはなぜ?光回線の選び方も解説

光回線はNTTのフレッツ光を筆頭に、auひかりやNURO光、その他フレッツとプロバイダーがセットになった光コラボレーションとしてドコモ光やソフトバンク光、そして地方限定の光回線などがあります。

どのように光回線を決めたらよいでしょうか?一つの光回線を決める要素として通信速度があります。

このページでは光回線を選ぶポイントとプロバイダーによって速度が異なる理由について解説します。

光回線の選び方4つのポイント

光回線を選ぶ際のポイントは以下の通りです。

  • 速度と帯域幅
  • 料金プランとコスト
  • サービス提供エリアとカバレッジ
  • サポートとカスタマーサービス

通信速度と帯域の確保

光回線を選ぶ際に最も重要なポイントの1つは、提供される速度と帯域幅です。

速度は通信の応答性やデータの転送速度に直結し、帯域幅は同時に利用できるデバイスの数や大容量データの処理能力を決定します。

選択肢の中から自分のニーズに合った速度と帯域幅を選ぶことが重要です。

料金プランとコスト

光回線の料金プランとコストは、サービス提供者ごとに異なります。

月額料金や初期費用、キャンペーン特典、長期契約割引などを比較し、自分の予算に合ったプランを選択することが重要です。

また、隠れた費用や追加サービスの料金にも注意が必要です。

サービス提供エリアとカバレッジ

光回線のサービス提供エリアとカバレッジは、利用可能な地域や建物によって異なります。契約前に自宅や事業所のエリアがカバーされているかどうかを確認することが重要です。また、将来的な引っ越しや拡張の可能性も考慮し、サービス提供エリアを詳しく確認することが重要です。

サポートとカスタマーサービス

光回線を利用する際には、サポートとカスタマーサービスの品質も重要な要素です。故障時やサービスに関する問題が発生した場合に迅速に対応してもらえるか、専門のサポートチームやカスタマーサービスが提供されているかを確認することが重要です。口コミやレビューを参考にすると、サービス提供者の信頼性や顧客満足度を把握するのに役立ちます。

プロバイダーや光回線によって速度が違う理由は?

光回線の種類だけでなくプロバイダーによって実測値の速度は異なるので、その光回線が遅い・速いという評価は難しいものです。

よくある光回線の違いで速度が違う理由は以下の要素があげられます。

  • 計測方法の違い
  • ネットワークの混雑
  • ネットワークインフラの違い

計測方法の違い

プロバイダーが通信速度を計測する方法には様々な違いがありますし、個人の利用者で口コミとして投稿する速度についても計測方法が異なるのもあるでしょう。

様々なサイトでスピードテストを行えるサービスがあり、そのサービス毎に一定のパケットを送受信しますが、その接続先のサーバーは速度計測するサービスごとに異なるので、同じプロバイダー光回線を使っていたとしても接続先が違うので計測結果は異なります。

参考:Measurement Labを介したGoogle速度計測

ネットワークの混雑

プロバイダーのネットワークが混雑している場合、通信速度が低下することがあります。

土日や夕方夜間のピーク時や特定の地域での混雑が発生することで、実際の通信速度が減速することがあります。

そのため、通信速度は時間帯や地域によって異なることがあります。

ですので、速度計測結果を口コミで投稿していたとしてもその計測がいつ行われたのか、時間と場所で速度が違うので一概にそのプロバイダーが速いかどうかも判断は難しいでしょう。

ネットワークインフラの違い

プロバイダーごとに異なるネットワークインフラを使用していることがあります。

異なるインフラストラクチャを使用することで、通信速度に影響を与える要因が異なるため、計測結果に違いが生じることがあります。

これはルーティングに関わる問題とNTTなどの光回線の光ファイバー設備の問題もあります。

最新ルーターで帯域を大きく確保できるような設備投資を行っているプロバイダーであれば速度は速いです。ルーティングのホップ数と呼ばれるルーターを何個経由しているかの問題もあるでしょう。

また、NTTの光回線はライトファイバーという一般的に利用する共有する光ファイバーを使っていますが、auひかりやNURO光、地方のeo光などの事業者ではダークファイバーと呼ばれる余剰回線を使っています。

そのため光回線の種類でも大きく速度に影響します。

まとめ

このページでは光回線の選び方と光回線の速度の違いについて解説しました。

光回線の選ぶポイントは速度や料金、サポートです。光回線はフレッツ系の光コラボレーションであれば事業者変更という制度がありますので現在の光回線に満足できない場合は切り替えるのも良いでしょう。

長期にわたって使い続ける光回線ですので、総合的に比較検討して自分にあったよりよい光回線を探してみてください。